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❖入れ歯の悩み
噛むと痛い、入れた感じが良くない、動いてしまう、味がしない、割れてしまう、話しにくい、見た目が気に入らないなど、入れ歯に関する悩みは様々ですが、以下の処置により、ほとんどが解消します。
 
❉歯ぐきに、広く、正確に適合
 ❉まんべんなくバランスのとれた噛み合わせ
 ❉舌、頬、唇に良く許容される形

舌の形に合った入れ歯には、3つのメリットがあります。
 ①人工歯が舌の邪魔にならずに、お口の中に良く許容される
 ②入れ歯内部への空気の侵入を防止して、入れ歯が歯ぐきに良く吸い着く
 ③入れ歯が最も不安定になる咀嚼時に、舌が入れ歯を掴んで安定させる

❖入れ歯と嚙み合わせ

入れ歯の前後中央部は、食品を咀嚼した時に、最も入れ歯が転覆をきたしにくく、嚙み合わせの圧力を加える格好のアプリケーションポイントです。この部分に、歯ぐきに適合してゆく方向()の嚙み合わせのコンタクト斜面()をつくると、嚙むたびに入れ歯が歯ぐきに嵌まってゆき、良く安定します。入れ歯の嚙み合わせを調節する際の、臨床の最重要ポイントです。一般的に、長期間、問題なく使用している入れ歯には、何らかの形で、これと似た嚙み合わせの磨耗面が存在するものです。