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微細な審美表現と噛み合わせを、安定的に実現するために、院内に専用設備を完備して、セラミックス製作の全工程を、専門医がすべて管理しています。
2009年より採用している、最先端のエンプレスe.maxシステムでは、
 
❉金合金に匹敵する精密な適合
 ❉自然な色
 ❉エナメルと同レベルの自然な硬さ(相手方の歯を痛めない)
 ❉高い耐久性
など、トラディショナルなセラミックス治療が、何十年にもわたって抱えて続けてきた多くの問題が、画期的に解消されています。以下は、e.maxを用いたオールセラミックスクラウン製作の概要。


専用の窯(左)の中で、セラミックスのインゴット(中)をプレス。写真右が、プレス成形した強固なセラミックス(白)に、うっすらとオレンジ色の釉薬(うわぐすり)を塗り、下地の色調整している状態。この段階で、一度、窯焼き。


自然の歯の色(左:表層のエナメル質を削り落とした状態。Preparation for Porcelain Build up)。歯の表層を覆っている半透明色のエナメル質は、歯冠中央ほど透明性が高い。逆に、エナメル最深層は、ごく薄く一層だけ不透明性の高い白色。歯の内部の象牙質は、不透明性の高い黄白色。これが、歯の色の基本になっています。尚、象牙質表層は透明性が高く、無色、あるいは淡いカーキ、サーモン、オレンジイエローなどの色を帯びています。
以上を念頭に入れて、下地の色を焼き付けたプレスセラミックスの上に、歯の各層の色を忠実に再現する焼成用セラミックスを約10色、重ねて築盛(中)。2度目の窯焼き(右)。


不足部分にセラミックスを追加築盛、3度目の窯焼き(左)後、噛み合わせの最終調節(中)。セラミックスが相手方の歯によって圧縮される(=壊れにくい)方向に、噛み合わせのコンタクトをコントロール。 4度目の窯焼き(艶焼き)後(右)。

<臨床例>

e.maxラミネートべニアによる、治療前(左)と治療後(右)。
「歯を白く自然な色に」「すきっ歯の改善」などの要望。
堅い職業の男性のため、重厚な雰囲気を醸し出すことにも配慮しています。
 


e.maxクラウンによる、治療前(左)と治療後(右)。
漂白した左上側切歯に合わせて、かぶせ物1.2.3.を再治療。
自然な白さと透明感、女性らしい雰囲気を醸し出すための、歯並び、歯の形にも配慮しています。
特別な処置は行っていませんが、歯ぐきの黒ずみもかなり改善されました。